きなこを保護した最初の夜

のらきなこ2きなこ日記

前の記事では野良猫きなこと出会ったきっかけ、保護したきっかけについてご紹介しました。
この記事では保護したその夜の行動についてお話していきます。

きなこ
きなこ

怪しげな人間に捕まってしまったニャ…これからどうなるニャ

保護する前に用意していたもの

前々からきなこをいつか保護したいとは思っていて、事前に最低限必要なものは用意していました。
それが

キャリーバッグ
システムトイレ

の2点です。トイレは保護当日の夜には必要ではないので、ここで重要なのは①の猫用キャリーバッグです。

野良猫を保護した際にもっとも重要なのは、保護してすぐに動物病院に連れていく事です。その時には猫を安全に運べるキャリーバッグが絶対に必要です。

気になる猫ちゃんがいる、という方は予めキャリーバッグを購入して備えておくことをおススメします。いつ何時保護するチャンスが巡ってくるか分かりません。

とりあえず初日に病院に行くまでの役割を果たせれば良いので、安物でも全然OKです。ホームセンターやネットなどでも、1,500円~程度で購入することが出来ます。

いざ保護した…が

ところで私がきなこを保護したのは夜でした。21時くらい。もう動物病院は閉まっている時間です。
ということは、このまま家に閉じ込められてパニック状態のきなこと一晩過ごすことになってしまったのです。

きなこ
きなこ

隙あらば脱走してやるニャ

とは言いつつ、きなこはすっかり怖がってしまって玄関の奥の埃だらけのスペースに身を隠してしまいました。家の中を自由に歩かれたらそれはそれで大変なので、こちらとしては好都合です。

そして廊下できなこを見守りつつ、一晩徹夜しました。とても眠かったです…。

きなこは突然捕まってしまったのにも関わらず、ニャアともウ゛ゥ゛とも言うことなく、全く声を発しませんでした。完全な無音です。本当にそこにいるのか心配になってたまに覗き込んで確認するほどの無音っぷりでした。

(本当は怖がらせないために、最初は目を合わさず様子も見に行かないほうが良いらしいです。)

そして夜が明けた

そして眠い目を擦りながら朝がやってきました。するときなこが小さい声でニャ…ニャー…と鳴き始めました。

きなこ最初の夜
保護翌日の実際のきなこの写真です


玄関のドアをカリカリして開けてくれアピールをします。もちろん開けません。

ははあ、猫は夜行性(正確には違います)だから朝になって活動を開始するのかな、と思ってチラチラ観察していると…

ジョジョジョジョジョ~……

廊下中にきなこがオシッコする大音量の音が響きました。なるほど、おしっこが我慢できなくなったのね(笑)

きなこ
きなこ

一晩ずっと我慢したニャ…

トイレの後始末は前に飼っていた犬で慣れているので手早く片付け、念のために除菌しておきました。
その様子をきなこはすぐ近く座って観察していました。何を思っているのやら…。

きなこ
きなこ

こいつ新しいお世話係かニャ?

一応朝ごはんも用意して置いておきましたが、また玄関の隅に入り込んでしまい、食べてくれませんでした。

そして病院へ

朝9時になりいよいよ動物病院へ向かう時間です。
家族が車を出してくれるのでキャリーバッグに猫を入れるだけで簡単に病院まで行くことが出来ます。

…今、キャリーバッグに猫を入れるだけと言いました。

どうやって?

きなこ
きなこ

入るわけないニャろ

ここからが大変でした。
夜の間、寝ないで猫をキャリーバッグの中に押し込む方法をネット検索した結果分かったのが

洗濯ネットを使うと良い

という方法です。洗濯物が絡まったり毛玉が付かないようにするために使うあのネットです。

洗濯ネットで猫を優しく包むとあら不思議大人しくなってキャリーバッグの中に入れることが出来る(本当か?)という方法が紹介されていました。

もう病院に向かう時間は迫っています。他の方法も無いしやってみることにしました。

…で、結果ですが、夜の間まったく無音で大人しくしていたきなこですが、洗濯ネットを見ると明らかに警戒し始めました。
それでもそっと頭にネットを被せるところまではうまく行きました。

しかし頭からネットを胴体のほうに動かそうとすると前足で突っ張って抵抗したり、生意気にもシャァー!!と威嚇し始めました。そしてジタバタジタバタ、今日一番の大暴れです。

きなこ
きなこ

ニャにをする!


まあ、怖いのは当然です。

結局、力業で抑え込んで無理やりネットを被せ、強引に抱っこしてキャリーバッグの中に放り込みました。
文字で書くと簡単ですが実際は悪戦苦闘の大乱闘状態で、キャリーバッグのジッパーを閉めた時にはハアハアと息が上がっていました。

幸い引っかかれたり噛まれたりで怪我をすることは無かったですが、相手は野良猫。最初は病気を持っているかも知れないし、なるべく流血沙汰は避けたなかったので余計に神経を使いました。

楓

まったく手間をかけさせおって…

きなこ
きなこ

捕まってしまったニャ…

さてこの記事ではきなこを保護して最初の夜を過ごし、キャリーバッグの中に何とか押し込んだところまでご紹介しました。

次はいよいよ動物病院へ向かいます。

コメント

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