前の記事ではきなこと過ごす初めての夜(完徹)についてご紹介しました。
今回はいよいよ動物病院に向かいます。徹夜した上に朝から嫌がるきなこと大乱闘してすでにぐったりです。
(キャリーバッグの中で震え中)
動物病院へ
車で走ること10分。目的の動物病院に到着しました。
この病院は以前犬を飼っていたころからずっとお世話になっている病院で、獣医師さんもスタッフさんも感じが良く、信頼できる病院さんです。今回もここでお世話になることにしました。
まず行わなければならないのは受付です。初診、それも相手はノラ猫です。
動物病院によっては野良猫は見てくれない病院もあるそうです。
野良猫は色々な病気を持っていることがあり、院内感染や脱走時のことを考えると診察するのを躊躇う気持ちも分かります。分かりますが、保護したばかりの飼い主としては見てくれないと大変困ります。
受付に行って恐る恐る切り出します。
あの…野良猫を保護して、診ていただきたいのですが、大丈夫でしょうか?
大丈夫ですよ~。こちらに猫ちゃんの情報を書いてください
と、至極あっさりと受付をして貰えました!これは大変助かりました。診療拒否されたらたぶん泣いてた。
猫ちゃんの情報を書いてと言われても名前も年齢も不明のためほとんど空欄で提出。
予約をしていないため50分ほど車の中で待機して、改めて呼ばれたため診察室へ向かいます。
当初は2時間待ちと言われたので比較的スムーズでした。この病院人気があって混むんですよ。
ちなみにキャリーバッグの中に入ったきなこは完全に微動だにせず、まさに借りてきた猫状態でした。
(引き続きキャリーバッグの中で震え中)
診察
以前にもお世話になった獣医師の先生が今回も担当になってくださって、まずは慣れた様子で、今後の診療方針の説明がありました。
② 採血をして血液検査
③ ウイルスの感染チェック
④ 一般的な健康診断
⑤ 内臓の診断→レントゲン検査
⑥ ワクチン接種
⑦ 避妊(去勢)手術
の7点です。
予め必要な事だと知っていたので仰せのままに、といった感じで進めてもらいました。
ちなみに最初にキャリーバッグを開けた時に先生は「あ、大きいね。子猫だと思ってたよ(笑)」と苦笑いされていました。
うーん、確かに野良猫を保護したと聞くと子猫をイメージするかも知れません。きなこはバリバリ成猫です。
デカくて悪かったニャ
検査開始…
さていよいよ診療・検査開始なのですが、借りてきた猫状態とは言え相手は野良猫です。
先生は一応、鎮静剤を打ってから検査を始めようとしました。鎮静剤でぐったりしたように見えるきなこ。
しかしそれは罠でした。先生が手を触れると突然暴れだすきなこ。狭い診察室の中を暴走しての大暴れです。
たまらず先生は2本目の鎮静剤を打ちましたがそれでも大暴れは止まらず、
ガッシャン!ドタバタ!ガタガタ!!
という大乱闘が診察室から出て廊下にいても聞こえるほどで周りのお客さんは何事かとくすくす笑っているしで、私としては顔から火が出そうなほどとても恥ずかしい思いをしました。きなこめ…
だってこわかったニャ…
何とか大人しくなった
最終的に2本目の鎮静剤で動きが鈍ったところを首根っこを掴まれて、きなこは奥に連れていかれました。まあ怖いよね。
お手間をおかけしてすみません…
看護師さん「特に野良猫の場合、避妊手術などは本能で怖がるみたいですね~」
とおっしゃっていました。たしかに、当たり前に避妊手術を行いますけど、冷静に考えたらきなこ本人にとってはとても重大な事ですもんね。
(避妊手術の是非はまた別の記事にてご説明します)
さてこの記事では無事動物病院で診て貰えたというところまででした。
次の記事では肝心の検査結果についてお話します。
(むりやり病院の奥に連れて行かれて震え中)
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